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骨折したらしい
疑わしい時は、骨折したものとして対処します。まず副(そ)え木(ぎ)をあて、骨折部をしっかり固定します。
●骨折の見分け方
・患部がはれる
・形が変わる
・動かしたり触れたりすると、激しい痛みがある
・自力では動かせなくなる
●副え木の使い方
・利用できる物……割りばし、ものさし、鉛筆、板、木の枝、傘、ステッキ、ストック、毛布、シーツ、バスタオル、座ぶとん、新聞紙、雑誌、ダンボール など
・副え木は骨折部の両側の関節を超える長さが必要
・副え木の上に布をのせたり巻いたりして、骨折部との間にクッションをつける。副え木と体との間に大きな隙間があれば、タオルなどを詰めて、動かないようにする
・固定がきつすぎると骨折部から先に血行障害を起こすので、しめ具合に注意する
【1】骨折部、その上下の関節を動かさないように安静にする。
【2】出血していれば、止血する。
【3】骨がとび出したり、骨折部が変形していても、無理に直さない。
【4】骨折部を中心に前後の関節を副え木で固定し、骨折部に負荷がかからないようにして、できるだけ早く整形外科へ(図16)。
・呼吸、意識、出血、顔色、冷や汗など全身状態に気を配り慎重に運ぶ
※大事故などで、複合的なけががあり、どこを骨折したかわからない、または数カ所が複雑に骨折している場合は119番に通報する。
上野 幸廣
などが確認でき、病気やけがをした人を
救急隊員や医療機関に引き渡すまでの
基礎知識として最適です。