ポケットメディカ 救命・応急手当の基礎知識

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救命・応急手当の基礎知識
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熱中症になった


【1】状態を観察。

・意識がない、または反応が非常に鈍ければ、すぐに119番に通報し、救急車が来るまで心肺蘇生法を続ける

・意識があるなら、風通しのよい木陰やクーラーがきいている室内など、涼しいところに運び、寝かせて衣服をゆるめる、または脱がせる

【2】体温が高い時は、あらゆる方法で体温を下げる。

・衣服をできるだけ脱がせて、体に水を吹きかける。水は常温、できればぬるま湯(40~45度)がよい

・氷嚢、蓄冷剤などを、首・腋の下・脚の付け根(鼠徑(そけい)部)にあてる

・扇風機、うちわ、ドライヤー(常温)、タオルなどで風を送る

【3】状態を観察。落ち着いてきたら病院へ運ぶ。


上野 幸廣

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症状別の応急手当、心肺蘇生法、止血法
などが確認でき、病気やけがをした人を
救急隊員や医療機関に引き渡すまでの
基礎知識として最適です。
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