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④胸骨圧迫


 胸骨圧迫は、年齢により方法が異なります。図5に8歳以上、図6に乳児(1歳未満)、図7に小児(1歳以上~8歳未満)の方法を示します。

 胸骨圧迫は、①傷病者が動き出す(たとえば嫌がるなどの体動)、②正常な呼吸(普段どおりの呼吸)を始める、③AEDが到着する、④救急車が到着する、まで繰り返し行います。胸骨圧迫をする前にAEDが到着したら、AEDの使用を胸骨圧迫より優先します。

 なお、胸骨圧迫は心停止以外の人に対して実際に力を入れて行うことは大変危険です。胸骨圧迫を練習するときは、人ではなく人形を使って行ってください。


上野 幸廣


図5 胸骨圧迫の方法①:8歳以上
図5 胸骨圧迫の方法①:8歳以上

図6 胸骨圧迫の方法②:1歳未満
図6 胸骨圧迫の方法②:1歳未満

図7 胸骨圧迫の方法③1歳~8歳未満
図7 胸骨圧迫の方法③1歳~8歳未満

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症状別の応急手当、心肺蘇生法、止血法
などが確認でき、病気やけがをした人を
救急隊員や医療機関に引き渡すまでの
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