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②気道の確保


 意識がないと筋肉の緊張がなくなり、図3のように舌のつけ根が落ち込んで気道が閉塞され、呼吸できなくなるため気道の確保を行います。いくつかの方法がありますが、一般の人には図4の頭部後屈(こうくつ)あご先挙上法が推奨されています。

 意識がなくても、気道を開放するだけで楽に呼吸できるようになる場合もあります。気道の確保は、心肺蘇生法の最も基本的な手技といえます。


上野 幸廣


図3 気道の閉塞
図3 気道の閉塞

図4 気道確保の方法~頭部後屈あご先挙上法
図4 気道確保の方法~頭部後屈あご先挙上法

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症状別の応急手当、心肺蘇生法、止血法
などが確認でき、病気やけがをした人を
救急隊員や医療機関に引き渡すまでの
基礎知識として最適です。
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