ポケットメディカ 健康レシピ
糖質を分解する消化酵素の働きを抑制。スパイスやハーブが、血糖値の上昇を抑える |
カレー粉は、ウコン、こしょう、シナモン、ナツメグなどのスパイス、バジル、タイム、オレガノなどのハーブが何種類も含まれている総合香辛料です。インドの伝統医学である「アーユルヴェーダ」では、何世紀にもわたって料理に、そして民間療法的に使用されてきました。
牛乳と同じように、カレー粉には消化酵素である“α-グルコシダーゼ”の働きを抑制する働きがあることがわかります。
そのため、カレーライスにも血糖値の上昇を抑制する働きがあり、白米のGI値を100としたとき、カレーライスのGI値は82になります。
とくにカレーの葉(南洋山椒)は、膵液に含まれる“α-アミラーゼ”の働きを抑制することが、ロンドン大学の研究で確認されています。
カレーライスにすることで、糖質を分解する消化酵素であるα-アミラーゼ、α-グルコシダーゼの両方を抑制し、急激な食後血糖値の上昇を避けることができるのです。
シナモンにも、血糖値を改善する作用があります。小さじ半分のシナモンを40日にわたって食事に加えたところ、インスリンの分泌不足やインスリン抵抗性(インスリンが細胞に作用しない状態)が原因でおこる2型糖尿病患者さんの空腹時血糖値が下がった研究が知られています。
図はライスプリンにシナモンをつけた場合とつけない場合の血糖値の推移を調べたものです。シナモンを使うだけで、血糖値の上昇が大きく抑えられていることがわかります。
インスリンが働くのに欠かせない3価クロムも豊富
カレー粉には、血糖値をコントロールするのに欠かせない3価クロムも豊富です。
3価クロムは、とくに、加齢とともに少なくなっていく特徴があります。3価クロムは、ニコチン酸やアミノ酸と結合することで、GTF(Glucose Tolerance Factor:耐糖因子)になります。
GTFは、インスリンがブドウ糖を細胞内に導くのを助ける因子で、3価クロムの摂取不足を原因とするGTF不足が、インスリン抵抗性をおこす大きな原因のひとつです。
3価クロムには脂質の代謝をよくして、血液中の中性脂肪やコレステロール値を正常にする働きもあり、合併症である動脈硬化を予防します。
スパイスは調理したほうが効果が高まるので、カレーライスは、血糖値上昇を抑えるのに適した食べ方といえます。
牛乳と同じように、カレー粉には消化酵素である“α-グルコシダーゼ”の働きを抑制する働きがあることがわかります。
そのため、カレーライスにも血糖値の上昇を抑制する働きがあり、白米のGI値を100としたとき、カレーライスのGI値は82になります。
とくにカレーの葉(南洋山椒)は、膵液に含まれる“α-アミラーゼ”の働きを抑制することが、ロンドン大学の研究で確認されています。
カレーライスにすることで、糖質を分解する消化酵素であるα-アミラーゼ、α-グルコシダーゼの両方を抑制し、急激な食後血糖値の上昇を避けることができるのです。
シナモンにも、血糖値を改善する作用があります。小さじ半分のシナモンを40日にわたって食事に加えたところ、インスリンの分泌不足やインスリン抵抗性(インスリンが細胞に作用しない状態)が原因でおこる2型糖尿病患者さんの空腹時血糖値が下がった研究が知られています。
図はライスプリンにシナモンをつけた場合とつけない場合の血糖値の推移を調べたものです。シナモンを使うだけで、血糖値の上昇が大きく抑えられていることがわかります。
インスリンが働くのに欠かせない3価クロムも豊富
カレー粉には、血糖値をコントロールするのに欠かせない3価クロムも豊富です。
3価クロムは、とくに、加齢とともに少なくなっていく特徴があります。3価クロムは、ニコチン酸やアミノ酸と結合することで、GTF(Glucose Tolerance Factor:耐糖因子)になります。
GTFは、インスリンがブドウ糖を細胞内に導くのを助ける因子で、3価クロムの摂取不足を原因とするGTF不足が、インスリン抵抗性をおこす大きな原因のひとつです。
3価クロムには脂質の代謝をよくして、血液中の中性脂肪やコレステロール値を正常にする働きもあり、合併症である動脈硬化を予防します。
スパイスは調理したほうが効果が高まるので、カレーライスは、血糖値上昇を抑えるのに適した食べ方といえます。
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