ポケットメディカ 健康レシピ
GIの低い代表的な食品。料理に加えたり、食前・食後に |
GIという概念が生まれてすぐに、牛乳やヨーグルトなどの乳製品が、かなり低いGIを示すことがわかりました。以来、牛乳や乳製品は、GIの低い代表的な食品と考えられています。
牛乳や乳製品には、ラクトース(乳糖)という糖質が含まれていて、このラクトースが血糖値を変化させます。
牛乳や乳製品のGIが低くなるのは、ラクトース が、グルコース(ブドウ糖)とガラクトース(脳糖)からできているからです。ラクトースがグルコースとガラクトースに分解されるのに時間がかかるだけでなく、ガラクトースは、糖質なのに、血糖値への影響が少ないのです。
牛乳や乳製品には、ほかの食品と一緒に食べても全体のGIを下げる働きもあります。
(独)国立健康・栄養研究所臨床栄養管理研究の杉山みち子氏の研究によれば、白米ごはん、あじの塩焼き、みそ汁、 りんごのメニューで調べた食事全体でのGIは87。ところが、そこにヨーグルトを加えると、白米ごはんのGIが低減されるために、67になったということです。
さらに、食前・食後に少量の牛乳や乳製品を摂取しても、血糖値の上昇を抑えられることがわかっています。
牛乳や乳製品は血糖値を上げないだけでなく、インスリンの分泌をよくする働きがあるためです。
乳製品には、糖尿病治療薬と同じような働きも
興味深いことに、牛乳や乳製品には、代表的な糖尿病治療薬のひとつである“α-グルコシダーゼ阻害薬”と同じように、消化酵素であるα-グルコシダーゼの働きを抑制する働きがあります。
でんぷんは、唾液や膵液に含まれるα-アミラーゼによって二糖類に分解されます。
その二糖類を、最終的にブドウ糖に分解するのが、小腸の上皮細胞に存在するα-グルコシダーゼという酵素です。
「ボグリボース」や「ミグリトール」などのα-グルコシダーゼ阻害薬は、α-グルコシダーゼの働きを阻害することで、二糖類の消化・吸収を遅らせて食後血糖値の急激な上昇を抑える薬剤です。そして、牛乳にはこれらα-グルコシダーゼ阻害薬と同じくらい血糖値の上昇を抑える働きがあることが確認されているのです。
もちろん、牛乳や乳製品は、薬剤の代わりにはなりません。飲み過ぎも禁物です。
しかし、牛乳や乳製品を利用することは、食後血糖値の上昇を抑えるために、簡単に実行できる方法のひとつといえます。
牛乳や乳製品には、ラクトース(乳糖)という糖質が含まれていて、このラクトースが血糖値を変化させます。
牛乳や乳製品のGIが低くなるのは、ラクトース が、グルコース(ブドウ糖)とガラクトース(脳糖)からできているからです。ラクトースがグルコースとガラクトースに分解されるのに時間がかかるだけでなく、ガラクトースは、糖質なのに、血糖値への影響が少ないのです。
牛乳や乳製品には、ほかの食品と一緒に食べても全体のGIを下げる働きもあります。
(独)国立健康・栄養研究所臨床栄養管理研究の杉山みち子氏の研究によれば、白米ごはん、あじの塩焼き、みそ汁、 りんごのメニューで調べた食事全体でのGIは87。ところが、そこにヨーグルトを加えると、白米ごはんのGIが低減されるために、67になったということです。
さらに、食前・食後に少量の牛乳や乳製品を摂取しても、血糖値の上昇を抑えられることがわかっています。
牛乳や乳製品は血糖値を上げないだけでなく、インスリンの分泌をよくする働きがあるためです。
乳製品には、糖尿病治療薬と同じような働きも
興味深いことに、牛乳や乳製品には、代表的な糖尿病治療薬のひとつである“α-グルコシダーゼ阻害薬”と同じように、消化酵素であるα-グルコシダーゼの働きを抑制する働きがあります。
でんぷんは、唾液や膵液に含まれるα-アミラーゼによって二糖類に分解されます。
その二糖類を、最終的にブドウ糖に分解するのが、小腸の上皮細胞に存在するα-グルコシダーゼという酵素です。
「ボグリボース」や「ミグリトール」などのα-グルコシダーゼ阻害薬は、α-グルコシダーゼの働きを阻害することで、二糖類の消化・吸収を遅らせて食後血糖値の急激な上昇を抑える薬剤です。そして、牛乳にはこれらα-グルコシダーゼ阻害薬と同じくらい血糖値の上昇を抑える働きがあることが確認されているのです。
もちろん、牛乳や乳製品は、薬剤の代わりにはなりません。飲み過ぎも禁物です。
しかし、牛乳や乳製品を利用することは、食後血糖値の上昇を抑えるために、簡単に実行できる方法のひとつといえます。
プロの料理研究家による
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