ポケットメディカ 健康レシピ

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すぐれた主食――。しかし、食べ過ぎると、糖尿病の原因となる「白米」
白米を中心とした一汁三菜は、日本人として身についた食のスタイルであり、栄養バランス的にもすぐれた献立です。また、主食であるごはんは、私たちが脳や体を動かすためのエネルギーを得るために、とても適した食べ物でもあります。
 人間がエネルギーにできる糖質、脂質、たんぱく質の三大栄養素のうち、もっともエネルギー源として活用しているのが糖質――。いちばん効率的にエネルギーを燃やすことができるからです。
 しかし、糖質はほとんど体内に蓄積できないので、毎日の食事で補給する必要があります。米は糖質が多いだけでなく、味が淡白なのでどんな副食にも合い、さらに、良質のたんぱく質やビタミン、ミネラルをバランスよく含んでいるので、主食として理想的な食品なのです。
 一方で、白米ごはんは、とくにGIが高い食品でもあります。  
 厚生労働省研究班が日本人45~74歳の男女計6万人を対象に5年間追跡し、摂取カロリーや栄養バランスの個人差を調整して米飯だけの影響を分析した結果、白米を1日3杯(420g)食べる女性は、白米を1日1杯強(165g)食べる女性に比べ糖尿病を発症する危険性が1.67倍、1日に4杯(560g)食べる女性は1.81倍になったといいます。
 次頁の図1にあるように、日本人女性の血糖値に影響を与える食品の“6割弱が白米”であるという研究結果もあります。ダイエットを考えている方、血糖値が高い方、糖尿病などの食事療法をされている方は、白米の食べ方に工夫が必要なのです。
楽しい食事でヘルシーライフ!
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厳選の本格健康レシピ。
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