ポケットメディカ健康相談

医者からもらった薬がわかる本
医者からもらった薬がわかる本
������

本書に掲載している薬用語,副作用のうち,聞き慣れないものを中心に解説しています。【初】=初発症状(初期に現れる症状)を示します。

■ナ行

●乳酸アシドーシス
にゅうさんあしどーしす
血中乳酸値が上昇し,通常弱アルカリ性に保たれている血液が酸性側に傾く(アシドーシス)病態。心筋収縮力は低下し,意識障害をきたす。薬剤性,あるいは糖尿病や肝疾患などほかの疾患に続発性におこるものはタイプBに分類される。
【初】吐きけ・嘔吐,倦怠感,筋肉痛,過呼吸
●尿毒症
にょうどくしょう
急性あるいは慢性に腎機能が低下し,腎臓の機能すべてが阻害されて全身の諸臓器に現れる症候群の総称。末期腎不全の状態を意味している。
【初】体がだるい,疲れやすい,のどが渇く,食欲がなくなる,血色が悪くなる
●ネフローゼ症候群
ねふろーぜしょうこうぐん
血液を濾過(ろか)し尿を作る腎臓の糸球体の障害により,本来もれ出ることのない高分子蛋白質が尿中にもれ出してしまうために低蛋白血症となり,それに伴って浮腫や高脂血症が現れる病態。
【初】発熱,全身の紅潮,血尿,尿のにごり,手足やまぶたのむくみ,尿量増加
●脳出血
のうしゅっけつ
脳出血とは脳内の血管が何らかの原因で破れ,脳のなか(大脳,小脳,脳幹の脳実質内)に出血した状態をいう。そのために意識障害,運動麻痺,感覚障害などの症状が現れる。脳卒中3大疾患の1つ。
【初】頭痛,吐きけ,鼻や歯からの出血,手足や顔の片側のしびれ,ろれつがまわらない
●ノルアドレナリン
のるあどれなりん
ノルアドレナリンは,副腎髄質から血中にホルモンとしても放出されるが,主として交感神経の神経伝達物質として機能している。その作用は交感神経の活動性を高め,血管収縮(血圧上昇),心収縮力増強,心拍数増加,血糖上昇などにより体を活動態勢にする。また,脳内には橋(きょう)や延髄(えんずい)などの下部脳幹を中心にノルアドレナリンを分泌する神経細胞が存在し,その神経線維は脳全体に分布して脳の覚醒,情動の生起,ストレス対応,血圧調節などさまざまな機能の調節に関与する。

前のページに戻る
医師から処方されることが多い約12,000品目の内服薬・外用薬・一部の注射薬・漢方薬について、薬を安全に使用するための必要な情報を提供しています。
医者からもらった薬がわかる本
 
(c)株式会社C2  (c)Houken Corp.