ポケットメディカ 救命・応急手当の基礎知識

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③正常な呼吸の有無を確認


 気道を確保したら、10秒以内で正常な呼吸(普段どおりの息)の有無を見て・聞いて・感じて確認します。

・胸や腹部の上下の動きがみられるか

・息の音が聞こえるか

・息の出入りが感じられるか

 これらがない時や、よくわからない時は、呼吸をしていない(無呼吸)と判断して、ただちに胸部圧迫を始めます。呼吸音が聞こえても、ゴロゴロとかヒューヒューという音の場合は気道の閉塞が疑われるので、さらにしっかりと気道の確保を行います。

 意識はないが普通に呼吸している場合は、図2の回復体位をとらせて救急車の到着を待ちます。


上野 幸廣


図2 回復体位
図2 回復体位

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症状別の応急手当、心肺蘇生法、止血法
などが確認でき、病気やけがをした人を
救急隊員や医療機関に引き渡すまでの
基礎知識として最適です。
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